Orthoptist
視能訓練士

視能訓練士とは
視能訓練士(Orthoptist:ORT、Certified Orthoptist:CO)とは、小児の弱視や斜視の視能矯正や視機能の検査を行う専門職として1971年に誕生した国家資格です。当院には4名の視能訓練士が在籍しています。
視能訓練士の業務内容
視機能検査

視力検査、屈折検査、眼鏡処方、コンタクトレンズ処方、視野検査、画像診断検査、色覚検査などの眼科一般検査だけではなく、斜視検査や蛍光眼底造影検査などの特殊な検査も担当します。
視能矯正

小児の弱視の原因として、遠視や乱視などの屈折異常や斜視などがあります。視機能の発達の期間は限られているので、早期発見し治療することが大事です。
当院では医師の指示のもと視能訓練士が検査を行い、眼鏡処方や弱視訓練を行います。早期に適切な治療をし、視力を向上させることで、視機能の回復に繋がる可能性があります。
※何かお子様の目の事で気になることがあれば、気軽にご相談ください。
ロービジョンケア

眼疾患や外傷が原因で視機能が低下した患者様に対して、保持されている視機能を最大限に活用し、生活の質(QOL)の改善を支援します。(遮光レンズ・眼鏡やルーペの処方、日常生活の工夫、支援機関の紹介など)
※当院では予約にてロービジョンケアを行っておりますので、見えにくいことでお困りの方は気軽にご相談ください。
ロービジョンケア件数
2023年 | 18件 |
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2024年 | 15件 |
2025年 | 8件 |
遮光眼鏡について
遮光眼鏡は、見えづらさに対応するための補助具であり、調節補正や屈折矯正などの機能をもたせることができます。
また、遮光眼鏡はまぶしさ(羞明)に対応する補助具として非常に効果的です。まぶしさを強く感じると、目が疲れやすいうえに涙が出たり、痛みや不快感などを覚えたりもします。一般的なサングラスもまぶしさを防ぎますが、明るさを十分にカットできなかったり、視界が暗くなりすぎたりするなど難点も複数あげられます。一方、遮光眼鏡は紫外線と青色光線による短波長光を部分的に透過するように作ることができるため、まぶしさを遮断しつつ、視野をくっきりさせるメリットを有しています。
遮光眼鏡には多数の種類があるので、実際にかけたうえで見え方を確認してから購入するようにしてください。
当院では遮光眼鏡の調整にも対応しておりますので、安心してお任せください。