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硝子体手術を始めました

師走の折、皆様いかがお過ごしでしょうか。院長です。
緊急事態宣言が明け、ある程度受診控えも緩和されてきた印象です。
しかし先の臨床眼科学会でも話題になっていましたが、日本の眼科健診の受診率は大変低く、一部では発展途上国並とも評されているようです。
まだまだ沢山診ていかなければいけないなと感じております。
さて、当院についに硝子体手術の機械が導入されました。

網膜という目の底の部分には様々な病気が生じます。
その中でも、加齢黄斑変性のような薬剤やレーザーで治療する病気もあれば、網膜前膜のように手術で物理的に治すべき病気もあります。
院長は特に網膜を内科的に治す(medical retina)のが得意なのですが、網膜の病気をたくさん診ていれば当然手術で治すべき病態も出てきます。
その網膜の手術というのが、硝子体手術になります。

Alcon社のコンステレーションという最先端の硝子体手術システムです。  

さらに、これに合わせて顕微鏡もグレードアップしました。
Zeiss社のLumera-Tです。さらに広角眼底観察システムResightを搭載しています。

当院で行える硝子体手術の対象疾患は、網膜前膜(別名 黄斑前膜、黄斑上膜)、硝子体黄斑牽引症候群、糖尿病網膜症、硝子体出血・混濁などです。
当院はクリニックですので、全て日帰りで行っております。
実は9月よりすでに始まっており、順調に症例が増えています。
手術当日はオンコールの携帯電話を院長が持ち帰っており、対応も万全にしております。
ご相談されたい方がおられましたら院長までお声掛けをください。