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当院ではプラケニル(R)投与中の眼科スクリーニングに対応しています。

年が明けましたね。
まだまだ寒い日が続きますので、お体ご自愛下さいね。
さて、今日はプラケニル(R)というお薬の話について書きたいと思います。


プラケニル(R)という薬剤はヒドロキシクロロキンという成分のお薬で、もともとマラリア等に使われているものでした。
近年、これを全身性エリテマトーデスという病気の方に対して投与することによって、再燃回数の減少や全身症状の緩和に有効であることがわかってきました。
この病気は膠原病と呼ばれる種類の病気で、重症例にはステロイドと呼ばれるホルモン剤を多く使用する必要があります。
プラケニル(R)の併用はステロイドの使用量を抑える目的で使われます。

副作用として眼症状(網膜症、黄斑症)が知られております。
異常がないかどうかを網羅的に検査をすることをスクリーニングといい、視力・眼圧・細隙灯顕微鏡・眼底検査(眼底写真・光干渉断層計)・視野・色覚の検査を行います。
これまで基本的に大学病院ないしそれに準じる大病院でしか行っていない検査かと思われますが、当院では予約にて一通りの検査を行うことが可能です。
大病院では待ち時間でなかなかしんどいこともありますので、プラケニル(R)使用における眼科スクリーニングをご希望される方がおられましたら気軽にご連絡ください。

プラケニル(R)に関する詳しいことは販売元の旭化成ファーマのページにたくさん載っています。
より良い薬が患者様のもとに届けばいいなと思っています。
(画像は旭化成ファーマのページから拝借しています。問題がありましたらご連絡ください)