眼鏡合わせ
眼鏡合わせについて
眼鏡店で眼鏡を合わせるのと眼科で合わせるのってなにが違うの?どっちで合わせる方がいいの?と思われている方は多いと思います。ズバリっ!眼科で眼鏡合わせを行う強みは、眼科医の診察を受け眼の状態を把握できるということです。
また、屈折矯正のスペシャリスト” 視能訓練士 ”が眼の状態を把握した上で、あらゆる角度から検査し、一人一人に合った最適な眼鏡度数を調べていきます。
検査の流れ
- 1検査機器にて度数測定
- オートレフラクトメーターで大まかに遠視、近視、乱視の度数を測定していきます。
- 2視力検査
- 器械では測りきれない自覚的な見え方を視力検査にて確認していきます。
- 3瞳孔間距離測定
- 瞳孔間距離を測定していきます。瞳孔中心とレンズの光学中心を合わせるためです。
- 4ヒアリング・度数調整
- 患者さまに眼鏡の要望をお伺いし、用途に合わせて眼鏡度数を調整していきます。
- 5お試し
- 決定した眼鏡度数を掛けていただき、10〜15分ほど待合室で過ごします。不便がないかを確認します。
- 6眼鏡処方箋発行
- 診察室に入り、眼鏡処方箋を発行します。
こんな症状で困っていませんか?
- 最近ピントが合いにくい。物が2つに見える。
もしかすると、斜視が隠れているかもしれません。斜視にも色々な種類があります。まずは、眼のズレの量、眼の筋肉が麻痺していないかを検査をし、斜視の診断に有用な検査結果を導き出します。
物が2つに見える ”に対しての眼鏡の治療法としてプリズム眼鏡やフレネル膜があります。
- 市販の眼鏡を掛けても近くが見えない。
40歳を超えると水晶体の弾力性が失われていくことで、調節力が弱くなっていきます。その影響で手元がだんだんと見えにくくなることを老視といいます。
では、なぜ市販の近用眼鏡を掛けても近くが見えにくい場合があるのか、下記の原因が考えられます。
①乱視の未補正
②作業距離と加入度数が合っていない白内障の影響で乱視が増える場合があり、白内障の程度によっては手術の適応になります。まずは、眼鏡を作製する前に、眼科医の診察を受けることをお勧めします。
遮光眼鏡合わせ
当院では、2021年9月より” 遮光眼鏡 ”合わせを行っております。目の病気で視力が出ず羞明を感じる方に対して、視機能のポテンシャルを最大限あげる眼鏡です。遮光眼鏡は、眩しさを感じる要因である500nm(ナノメートル)以下の短波長光(『紫外線+青色光線』)を効果的にカットし、それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られています。
遮光眼鏡を掛けることにより眩しさが軽減し、コントラストが上り見やすくなるので、屋外または屋内にて快適に過ごすことができます。
2021年9月から2022年12月までで計17件の遮光眼鏡合わせを行いました。
- 遮光レンズ合わせ件数
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2021年 2022年 11件 6件 - 疾患の内訳
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加齢黄斑変性 5件 網膜色素変性症 3件 糖尿病網膜症 3件 緑内障 2件 黄斑ジストロフィー 1件 近視性脈絡膜新生血管 2件 眼瞼けいれん 1件
上記の疾患以外でも、屋外または屋内にて羞明を感じ、見えにくさを感じている方がおられましたら、ご相談ください。