院長あいさつ
院長 岩見久司
開院のごあいさつ
初めまして、院長の岩見久司と申します。平成30年6月1日、住み慣れた阪神芦屋駅前に開院いたしました。
大阪市大病院、兵庫医大病院にて難治性疾患を数多く担当してきました。そこで培った高度な医療を地域に届けたいと考えております。
専門は黄斑疾患、特に加齢黄斑変性です。ドイツのリューベック大学付属医用光学研究所に留学し、三浦央子先生に師事して加齢黄斑変性と酸化ストレスの関係について研究し、予防法を模索しました。学位(医学博士)もその時の研究にて取得しております。その他の網膜硝子体疾患やぶどう膜炎の専門外来を担当しており、網膜硝子体手術、白内障手術も行ってきました。
我が国の失明原因の第一位とされる緑内障の管理についても数多く担当してきました。また以前、角膜疾患を大手前病院の中村孝夫前部長に、涙道疾患を兵庫県立尼崎総合医療センターの宮崎千歌部長に師事し修行させていただきました。広く・深く、を意識しながら多方面の眼科疾患について診療・研究を行ってきました。
現在は兵庫医大病院にて非常勤講師として学生や若手医師に対して教鞭をとる傍ら、週1回木曜日に外来診療も行っております。兵庫医大病院の各専門外来とは密な連携がとれますので、眼科を始め、形成外科や脳外科等必要な際はいつでもご紹介させていただきます。また、網膜疾患の研究会も主幹しておりました関係で、神戸大学眼科神戸市立アイセンター病院の先生方とも連携がとれます。
ここに通っていれば安心できる、そう言ってもらえるような施設を目指します。設備的にも、病院級の設備を準備して、さらに拡張していく予定です。これから芦屋を中心に地域に貢献していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
医師紹介
院長 岩見 久司
笠置 晶子 医師
- 経歴
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- 兵庫医科大学卒業
- 東京女子医科大学眼科医局 入局
- 兵庫医科大学眼科医局 入局
- 所属学会・研究会・役職
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- 日本眼科学会 眼科専門医
- 得意分野
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- 角膜疾患(ドライアイ等)
- 緑内障
診療実績
硝子体注射について
年次別統計 | アイリーア | ルセンティス | ベオビュ | バビースモ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
2018年度 | 200 | 26 | 226 | ||
2019年度 | 257 | 49 | 306 | ||
2020年度 | 277 | 63 | 13 | 353 | |
2021年度 | 251 | 70 | 27 | 348 | |
2022年度 | 188 | 46 | 30 | 92 | 356 |
黄斑疾患の治療の中で重要な治療薬として抗VEGF薬というものがあり、現在上記のようなラインナップがあります。対象疾患は加齢黄斑変性、糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管、血管新生緑内障です。(未熟児網膜症に対してルセンティスが適応になりますが当院では行っておりません。
月に30件弱、コンスタントに治療を続けております。特に、加齢黄斑変性は注射による治療をずっと続けなければいけない場合も少なからずあり、大学病院等で治療されてきた方の継続治療を当院で引き継ぐことも積極的に行っております。
レーザー治療について
年次別統計 | 網膜光凝固 | 緑内障レーザー | 後発白内障レーザー |
---|---|---|---|
2018年度 | 25 | 0 | 17 |
2019年度 | 48 | 4 | 16 |
2020年度 | 49 | 33 | 17 |
2021年度 | 77 | 38 | 48 |
2022年度 | 82 | 69 | 41 |
網膜光凝固は網膜治療の非常に大切なツールであり、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、網膜細動脈瘤、毛細血管拡張症、網膜裂孔、網膜剥離に対して行っております。その中で、網膜裂孔に対する光凝固が増加しております。当院のレーザー眼底撮影装置Miranteは広角眼底写真によって広い範囲の撮影が可能です。飛蚊症の精査で網膜裂孔が見つかることがよくありますが、当院では診察と写真撮影を併用することで限りなく見落としを少なくすることができていると考えております。
緑内障レーザーは2021年の緑内障学会参加後、緑内障治療の第一選択をレーザー治療に変えてから爆発的に増加しております。
後発白内障のレーザー治療も増加しております。白内障の手術は、自前の水晶体の袋(水晶体嚢)を残してその中に眼内レンズを入れます。その術式の特性上、それまでの経過に何も問題がなくても、水晶体嚢が濁って見にくくなることがあります。これを治すのが後発白内障のレーザー治療です。痛くもなく、数分で治療可能です。手術を受けた方もどんどん増えていく世の中、このレーザー治療を受ける方もどんどん増えていく印象です。
白内障手術について
年次別統計 | 白内障手術 | 硝子体手術 | iStent手術 |
---|---|---|---|
2018年度 | 53 | ||
2019年度 | 180 | ||
2020年度 | 167 | ||
2021年度 | 167 | 16 | |
2022年度 | 167 | 24 | 18 |
COVID-19も5類感染症に格下げとなり、未だ感染者数は多いものの人々の動きは戻ってきております。2021年に入り、院内のシステムが改善したため一日の最大手術件数を5件→8件に増加させております。その関係で総手術件数が増加しております。2021年9月から硝子体手術、2022年6月から緑内障手術(iStent手術)も行えるようになり、順調に手術件数は増え続けております。
院内写真
外観
受付
待合い
検査室
コンタクトレンズコーナー
診察室
手術室