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緑内障と睡眠時無呼吸症候群について(院長入院手術の報告も)

2024.7.14お知らせ
こんにちは。院長です。
本日は急病診療所の応援をしているのですが、その合間に記事を書いています。

 

ホームページにもお知らせを書きましたが、7月24日〜数日間、院長は入院手術を受けます。
鼻中隔湾曲症及びアレルギー性鼻炎のための手術です。
鼻の真ん中の壁(鼻中隔)が思いきり曲がっていて、また鼻の粘膜の腫れがとても強く、
そのあたりを手術で改善して通りを良くする=鼻詰まりのための手術です。

 

院長はもう一つの持病がありまして、それが睡眠時無呼吸症候群です。
寝ている時に息が止まっているというもので、睡眠時無呼吸症候群は日中の強い眠気と全身への悪影響を与えると言われています。
1時間のうちに10秒以上、またはまたは一晩に30回以上に無呼吸ないし低呼吸があるのが診断基準です。
鼻ではなく口呼吸になり、その後舌根沈下が生じて息が止まるというパターンが多いです。
CPAPという呼吸を補助するマスクを付けて就寝するのですが、これは鼻呼吸を促す機械です。
院長はCPAPを毎晩使っているのですが、これと鼻詰まりの相性が悪いんですね。。
鼻詰まりに対する薬による治療はほぼやり尽くし、未だ鼻詰まりが残存するため、この度手術加療を選択しました。

 

睡眠時無呼吸症候群はいわゆるメタボ系の様々なリスク、及び緑内障のリスクになると言われています。
メタボ系としては、高血圧、心疾患、脳卒中、糖尿病のリスクが上がります。
緑内障は、なんと10倍もリスクを上げると言われています。
日本人は940万人以上の患者がいると推計されていますが、その中で私と同じようにCPAPの治療を受けているのは1割にも満たない65万人とのことです。
人生百年時代でありますが、病気をしながらただ長生きするというのはしんどいです。
万病の元になる病気であり、失明原因の1位である緑内障に強く相関するものですので、気をつけていきたいものです。
尚、睡眠時無呼吸症候群については、睡眠時無呼吸なおそう.comに詳しく書いてあります。