当院では緑内障のレーザー治療を行っています
こんばんは。院長です。
だいぶ寒くなってきましたね。
今年はラニーニャ現象のおかげで寒さが厳しくなる。。との長期予報がありました。
冬ごろに休みを利用して息子と雪を観に男二人旅をしようかななんて考えております。
寒さにおいては寒さを楽しめるように生きていきたいです。
さて、本日は緑内障のレーザー治療のお話です。
いわゆる眼圧(眼の固さ)が目の奥の神経に押す力を加えています。
緑内障はざっくりいうと「眼圧のせいで目の神経が切れてくる」病気です。
緑内障の治療はもとの眼圧からある程度の割合(20〜30%)減らすのが治療目標になってきます。
一枚目の図の拡大です。眼圧はどのように決まるのでしょうか。
眼の中の水の流れがあり、水を作るところ(毛様体)と水が流れ出るところ(線維柱帯)のバランスで眼圧が決まってきます。
言ってみれば、眼の中には水を作る蛇口と排水溝が備わっているんです。
眼圧が高いタイプの緑内障はこの水が流れ出る排水溝(線維柱帯)に問題があることが多いです。
緑内障のレーザー治療は水の流れ出るところにレーザーを照射して目詰まりを解く治療です。
特に、点眼を開始する前の初期治療として行うと有効だろうと考えられています。
と、ここまで書いてきましたが実は眼圧が高いタイプの緑内障はそれほど多くありません。
日本人の緑内障の方の平均眼圧は15mmHg、緑内障がない方の平均眼圧は14mmHg、眼圧の正常範囲は11〜21mmHgとされています。
多くの人は眼圧が正常な緑内障であり、それは眼圧に対して視神経が「打たれ弱い」ことが原因の緑内障です。
当院では眼圧がある程度以上高い方には緑内障レーザーをお勧めしています。
8割ほどの有効率とは言われていますが、かなり高い眼圧も下がる場合がありますし、点眼をする手間が減るメリットも大きいです。
興味がある方は院長までお声掛けをください。